FBトリコロール問題・門弟の議論から

門弟メーリングリストで
議論沸騰中の
フェイスブック・トリコロール問題。
今日もその中から意見をご紹介。

娘のクラスでは、その日の日直は
「ひと言コラム」というのを発表する
ルールがあって、今日は娘が日直でした。

娘は今日のひと言コラムとして、

「パリの人はかわいそうかもしれないけど、
シリアの人もフランス軍にたくさん
殺されてることを忘れちゃいけないと思う」

と言ったら、ブーイングの嵐だったそうで、
半ベソで帰ってきました。

（たまたま今朝登校前に、私が娘に
　そういう話をしちゃったので。汗）

でも、そりゃあブーイング
受けるだろうなって思います。

うちはＴＶがないから見てないですが、
きっと報道では、パリの凄惨なテロ現場の
映像がたくさん流れていることでしょう。

いっぽうシリアのそれは目にすることは
そうそうないのではないかと思います。
その時点でフェアではないと思うので、

自分とは違う考えの行動をしたからと言って
一方的に責めるのはいかがなものか、
というご意見には、私は逆に
そちらの方を思ってしまいます。

私もフェイスブックにアカウントを持っているので、

あっちもこっちもトリコロールに
なっている様子を目にしています。
お父さんがシリア人でお母さんが日本人の

ハーフの知人男性がいるのもありますが、
彼がいなくて、フランス人の知人がいたとしても、
私はしないと思います。

やっぱりどうしても違和感を拭えないので。
この違和感には、日頃から感じている
欧米が振りかざす正義という名の横暴、

偽善に対する反感、反発が
影響していることは否定できません。

ではこれが、天変地異、自然災害で、
たくさんの人が亡くなったとしたら、
そんな違和感は湧くはずありません。

だから私も、なぜこの度のテロの話に、
東日本大震災が引き合いに
出されるのかわからないです。

弔意を示すために
フェイスブックのアイコンに
トリコロールかぶせるのって、
言って見れば玄関先に
「半旗」を掲げるようなものだと
思うのですが、
半旗は誰も掲げないけど、
フェイスブックならすぐやれちゃう。
このお手軽さにも、なんだかなーと
違和感を覚える私です。

次回の開催予定